ポラを持ってふらりと出かけて撮った、全1844カットを公開!
今夏、東京・池袋にある「東京芸術劇場展示ギャラリー」にて、グラフィックデザイ
ナー・石川源さんが、2003年3月9日〜2006年7月19日の3年半ほど毎日撮り続けてきた、
ポラロイド写真全1844カットを大公開!
過去のポラスタにも登場(2004年10月特集参照)いただいた石川源さんは、過去には『PO-LA-CO-LE (ポ・ラ・コ・レ)』プロジェクトで、ポラロイド作品を発表。今回の『ぽらり東京』は、自身のホームページでも毎日更新しているポラロイドによる記録。その圧倒的な量と、写真そのものの質の高さに驚かされること、間違いありません。
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会期 :2006年7月21日(金)〜26日(水)11:00〜21:00
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会場 :東京芸術劇場展示ギャラリー
東京都豊島区西池袋1-8-1(池袋西口徒歩2分)
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主催 :ぽらり東京展実行委員会
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共催 :財団法人東京都歴史文化財団、東京芸術劇場
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後援 :日本グラフィックデザイナー協会、日本パッケージデザイン協会
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協力 :日本ポラロイド株式会社、株式会社イーストウエスト、株式会社協進印刷
詳しくは、以下ウェブサイトをご覧ください。
毎日採集した「石川源の視点による東京の記録」
ポラロイド・カメラをもってふらりと出かける。それを「ポラリ」と石川源は呼びます。
彼はグラフィック・デザイナー。その他にも奥さんと生活雑貨のお店をやったり、写真を撮ったり、舞台美術や木彫まで、彼の仕事は多岐に渡ります。そんな彼の口癖は「僕は好奇心を食べて生きているんだ。面白いコトは360度、どこにでもあるんだ。」と。
この数年、彼はいつもポラロイドカメラを携行しています。遊びの時はもちろん、仕事の時もです。好奇心旺盛な彼の目にとまった眼前の光景を、ポラロイド・ピクチャーに捕獲します。まるで昆虫採集のように。4枚づつスケッチ・ブックに貼り込み、その時感じたことを、文字通り「書きなぐって」います。
今回の「ポラリ東京」展は2003年3月から3年以上に渡って、彼が毎日採集した「石川源の視点による東京の記録」、スケッチブックのページ460枚前後をずらりと並べて、一気に見ていただこうというものです。その長さはびっしり並べて150メートルをゆうに越える膨大なものです。
さて「ポラリ」とはいったい何なのでしょう?
石川源という一個人の、くだらないの行動記録なのでしょうか?
数片のポラだけならば、そう言って破棄してしまってもいいでしょう。しかし、1800カットを超えるスナップと文章、その圧倒的な密度は、全体を通して、見る人それぞれに何かを感じさせるパワーがあると思われてしかたありません。ある人は「東京という街の細密描写だ。」と、またある人は「これはゆるやかなジャーナリズムだ。」「石川源の自画像だ。」と。何れにしろ「面白く生きるためのガイドブック」であることは間違いありません。
まとめてみるなら、「著しく変貌する東京のマクロなドキュメント(記録、文献)としての面」と「好奇心旺盛な生きていく“楽しさ”と“豊かさ”を表した面」の二面があるということです。
本展を企画するにあたり、見に来てくださる方々に「好奇心こそ芸術や化学を育む、すべての原点」そんな真理の、再発見のきっかけになれたらと思った次第です。
ーーー 財団法人東京都歴史文化財団
ポラリ東京展実行委員会
1,228歩のマーチ
「ぽらり」と銘打って、東京のポラロイドスケッチを始めて3年と4ヶ月が経ちました。僕にとって気になること、言い換えれば、僕にとってのニュースをほとんど毎日記録してきました。それは「みんなのニュース」の場合もあるしまったく個人的な「僕だけのニュース」場合もあります。本当のことを言うと「どこがニュースなんだい?」と、言われるようなものがほとんどなんです。
東京で生まれ、東京で育ち、東京で生活している僕が、いつもポラロイドカメラを
持ち歩いていて、「あっ!」って感じたものを、ただただ撮り続けたということです。天変地異や戦争でもないかぎり一夜にして何かが変わってしまうことはありません。たんたんとした日々の繰り返しの中、雪が降り、花が咲き、風が吹いただけです。それでも1228日間(3年4ヶ月)のスパンで見るといろんなコトもありました。
「ぽらり」を始めた頃は、かつて女房のお店のあった表参道の同潤会アパートは確かに存在していました。・・・・・・・・・・今では表参道ヒルズがあります。イラク戦争が始まって・・・・・・・・・・フセインが逮捕されました。小学校5年生だった娘は・・・・・・・・・・・中学3年になりました。久米さんのニュースステーションは・・・・・・古館さんにバトンタッチしました。六本木ヒルズが開業しました。石原都知事が再選されました。吉野屋の牛丼が食べられなくなりました。東急文化会館がなくなりました。上階からの漏水事故で裁判をしました。アテネオリンピックがありました。プロ野球のストがありました。たった一つの金メダルの冬季オリンピックがありました。新東京タワーの建設地が決まりました。・・・・・・・・・・・・・・・・「テレビがあれば寂しくないわ。」と言っていた母が・・・・・・・逝ってしまいました。
「ぽらり」っていったいなんなんでしょう?僕自身良く分からないのですが、とりあえずこの3年4ヶ月、石川源は生きていたということではないでしょうか。そして(自分でも驚くほど)大量に出来てしまったということです。友人達の奨めと、東京都歴史文化財団東京芸術劇場のご協力のもとこのような展覧会が開けたことが、ウソのようでもあります。万が一ご覧いただける皆さまが楽しんでいただけたとしたら、石川源が3年4ヶ月生きさらばえて来たことのヤッホーなのであります。
ご来場、本当にありがとうございます。
ーーー いしかわみなと